クレアチンには正しい飲み方と副作用がある

高強度運動にて消費されるエネルギー成分がクレアチンです。クレアチンは食事では摂取しづらい成分ですが、サプリメントであれば手軽に効率よく摂取することが可能です。

しかし、クレアチンの効果を体感するためには、正しい飲み方をする必要があります。また、摂取における注意点を知っておかないと、思わぬ副作用に悩まされる可能性もあります。充実したスポーツ生活を送るためにも、クレアチンの飲み方と副作用について知っておきましょう。

クレアチンの正しい飲み方

基本的な飲み方はサイクル法

基本的な飲み方として普及しているのが、サイクル法という摂取方法です。まずは1日に4回、5gずつ摂取します。合計すると1日に20gです。これを5日間続けると、体内のクレアチン保有量が最大となります。この期間をローディング期といいます。

その後1ヶ月間は1日5gずつ摂取し、体内のクレアチン量をキープします。次の1ヶ月間は休息期間として、クレアチンの摂取を中断します。要点をまとめると以下のようになります。

1. 1日20g(4回摂取)を5日間
2. 1日5g(1回摂取)を1ヶ月
3. 休息期間を1ヶ月

以上の飲み方を繰り返すのがサイクル法です。

クレアチンは水に溶けづらい

飲む際の具体的な注意点として、クレアチンは水に溶けづらい、という特徴があります。そのため、パウダー状のものは粉末を口に含んで水で流し込む飲み方が一般的です。お湯にはいくらか溶けやすいため、お湯で飲む方法もあります。タブレット状のサプリであれば、価格は高めになりますが飲みやすいという利点もあります。

クレアチンの副作用

クレアチンサプリの副作用として、筋肉が痙攣したり、つってしまうことがあります。この副作用の原因は水分不足です。

クレアチンには筋肉細胞内の水分保有量を増やす作用があるため、クレアチンの保有量を増やすということは、必要とする水分量も増えるという結果につながります。1日2リットル以上を目安として、日頃から十分な水分補給を心がけると良いでしょう。

正しい知識でクレアチンを活用する

いかがでしょうか。飲み方は多少ややこしいですが、きちんと理論を理解したうえでクレアチン効果を体感すれば、ややこしさは気にならなくなるはずです。また副作用に関しても、水分補給さえきちんと行っていれば安全に利用することが可能です。正しい知識を得て、クレアチンの効果を最大限に活用しましょう。