解約前に知っておきたいデメリット5選

携帯電話やスマートフォンの普及により、固定電話が使用される場面は少なくなっています。しかし、使わなくなったからといって簡単に手放してしまっても良いのでしょうか?固定電話を解約するとどのようなデメリットがあるのか調査してみました。

1.FAXが使えなくなる

固定電話を解約された方の口コミの中で、最も影響が大きいとして数多く挙げられていたのが、FAXが使えなくなるというデメリットです。

40代以上の世代にとって文字や画像を用いた通信ツールといえば、パソコンよりもFAXの方が馴染み深く、日常的に利用されている方も多いと思います。解約後の代替手段としてパソコンやスマートフォンを使いこなせるか、事前に検討が必要でしょう。

2.フリーダイヤルが使えなくなる

フリーダイヤルは、NTTの固定電話からの通話には全対応していますが、携帯電話やスマートフォンからの通話には一部対応していない場合があります。この場合、大抵は別の受付番号をアナウンスされますが、そちらは通話料金を自己負担する通常回線であることがほとんどです。

また、IP電話や光電話など、NTT以外の固定電話でもフリーダイヤルを利用できない場合があります。

3.子供の連絡手段が少なくなる

小さなお子さんのいるご家庭では、子供同士の連絡手段として固定電話が活用されるケースが多いです。子供用の携帯電話・スマートフォンも販売されていますが、未成年者保護の観点からすると固定電話を使わせたほうが安全です。

実際、一度は固定電話を解約したものの、お子さんのために再加入し、義務教育終了と共に再び解約された方もいらっしゃいます。

4.災害時の連絡手段が少なくなる

NTTの固定電話は、災害時の強力な通信ツールとして知られています。先の震災時には、携帯電話・スマートフォンは通話不可能な状況に陥ったものの、固定電話による通話は繋がりやすい状態にありました。また、NTT固定電話の通話用電力は電話線から供給されていますので、停電時でも使用できる可能性が高いです。

5.社会的な信用に影響する

最近では少なくなっていますが、固定電話が無いと社会的な信用も低下するケースがあります。例えば自営業をされている方は、固定電話がないと顧客から不信に思われる場合がありますし、各種ローンの審査時にも固定電話の明記が必須である場合があります。