出題されるのは全部で8科目

2つに大別される出題科目

試験科目は「行政書士の業務に関し必要な法令等」と「行政書士の業務に関連する一般知識等」の2つ、前者の「法令科目」の問題数は46問、後者の「一般知識科目」は14問となっています。合格基準点はそれぞれの科目ごとと合計点に設けられており、法令科目は244点満点中の122点、一般知識科目は56点満点中の24点をそれぞれクリアした上で、合計点の300点満点中の180点をクリアする必要があるのです。

それぞれの科目を詳しく見ると?

「行政書士の業務に関し必要な法令等」

法令科目は「憲法」「民法」「商法」「行政法」「基礎法学」。憲法は国家の法の基本ですから、これらの科目の中も基本となるもの。「行政法」は行政書士試験だけに最重要科目となる科目です。また、市民間の法律である「民法」、商業活動について定めた「商法」も、それぞれ配点は低いものの欠かせない科目。「基礎法学」は法律や法令用語、裁判制度などについて問われる科目となっています。

「行政書士の業務に関連する一般知識等」

一般知識科目は「政治・経済・社会」「情報通信・個人情報保護」「文章理解」。「政治・経済・社会」についての出題は非常に広範囲に渡りますから、対策が非常にしにくい科目とされています。日ごろから新聞やニュースに目を通しておく必要があるでしょう。「情報通信・個人情報保護」は近年、重要性の高さで注目されている科目、「文章理解」については現代文の問題、長文を読んだ上で問いに答える形式の問題です。