行政書士になるのって難しいの?

難易度・合格率はどれくらいなのか

法律系資格では最も取りやすい

弁護士や弁理士、司法書士など法律系の資格には色々ありますが、その中で最も難易度が低いのが行政書士とされています。理由は出題範囲が狭いからなのですが、法律独特の用語や言い回しが用いられますので難易度が低いといっても、一朝一夕で合格できるほど簡単なものでもありません。

合格率は押しなべて1割程度

合格率は毎年1割程度!! これだけ聞くと非常に難関に感じられるかもしれませんが、それは行政書士試験の「難易度が低い」という部分のみを勘違いしている受験者が多いからといわれています。対策もせずに受験しても合格できるはずがない、対策すれば恐れるほどもない、これが行政書士試験といえるでしょう。

「社労士」の試験と難易度を比較すると

「社労士」(社会保険労務士)とは、企業の資産である人・モノ・金のうち、人に関すること一切についてのスペシャリスト。企業に関する数多い法律の中で、労働・社会保険諸法令という一部の法律に特化しているという点で、行政書士と似た「士業」と考えることができます。

労務士の2017年の受験者数は4万5,296人、行政書士は4万1,053人、それぞれの合格率は5.9%と9.9%でしたから、この年に限っては行政書士の方が難易度は低かったということができるかもしれません。しかし、平均すると社労士も行政書士も1割程度の合格率です。ある資格専門のサイトによると、どちらの試験も独学での合格ラインは800〜1,000時間とか。両者の難易度は非常に似ているといってよいでしょう。

受験者数・合格率参照:行政書士研究センター社会保険労務士試験オフィシャルサイト

勉強時間参照:Foresight