お得な固定電話サービスはどれ?

現在、国内で利用可能な固定電話サービスは主に4種類あります。各サービスの特徴と、おおよその料金情報を調査し、どの固定電話がお得なのかを比較してみました。

1.NTTの固定電話

一般的に固定電話と言えば、NTTが提供する固定電話サービスを指します。契約方法には「加入電話」「ライトプラン」の2種類があり、月々の基本料金が異なっています。

契約方法基本料金(月額・税抜)
加入電話事務用2,500
住宅用1,700
ライトプラン事務用2,750
住宅用1,950
発信先通話料金(3分・税抜)
固定・光電話市内8.5
市外40~160
IP電話10.5~10.8
携帯電話48~52.5

2.光電話

光回線を利用したIP電話サービスです。次項のIP電話との差別化のため光電話と命名されています。利用にはインターネットプロバイダとの契約が前提となり、インターネット利用料金が別途必要とされるので注意して下さい。基本料金・通話料金ともに、プロバイダごとの差異はほとんどありません。

基本料金(月額・税抜)
500
発信先通話料金(3分・税抜)
固定・光電話8
IP電話10.5~10.8
携帯電話10.8~52.5

3.IP電話

ADSL回線やCATV回線など、アナログ回線を利用したIP電話サービスです。光回線の普及に伴い、現在は利用規模が縮小傾向にあります。利用にはインターネットプロバイダ、ケーブルテレビ会社との契約が前提となり、各サービス利用料金が別途必要とされるので注意して下さい。また、契約会社によって通話料金に差異があります。

基本料金(月額・税抜)
0~380
発信先通話料金(3分・税抜)
固定・光電話8
IP電話0~10.8
携帯電話50.4~56.7

4.直収電話

NTTの交換機を利用せず、電話会社独自の通信機器を利用して通話する固定電話サービスです。現在提供されている直収電話サービスのほとんどはIP電話であるため、他のサービスとの併用を要しない純然たる直収電話は、ソフトバンク社の「おとくライン」のみとなります。

基本料金(月額・税抜)
2,350
発信先通話料金(3分・税抜)
固定・光電話市内7.9
市外14.9
IP電話10
携帯電話46.5~48

決め手はインターネット利用の有無

各サービスとも、提供会社による料金の差異や、各種オプション設定、契約者の利用条件によって、正確な利用料金は変わってきます。ですので、一概にお得なサービスがどれかを決めるのは難しいです。しいて言うならば、インターネット利用の有無が決め手になるのではないでしょうか?

インターネットを利用する場合、ADSL回線は契約受付の終了が進んでいますので、光電話を選択するのが一般的です。

インターネットを利用しない場合、NTTと直収電話のどちらかとなります。個人宅での利用ならNTT、企業の利用なら直収電話の利用がお得でしょう。